日本で使うSIMは5GB・30GB・50GB・100GBのどれを選ぶ?
感覚で決めず、まず端末の通信量の記録を開き、直近3か月で最も多かった月を基準にします。そこに日本で新しく増える使い方、つまり地図、翻訳、ビデオ通話、ノートパソコンのテザリングを足すと、自分が5GB・30GB・50GB・100GBのどの層に入るかが見えてきます。事業者を比べるのは、その後です。
感覚だけでデータ容量を選ばないでください。 直近30日間にスマートフォンで使ったデータ量を確認し、自宅にWi-Fiがあるかを判断したうえで、忙しい月に備えた余裕を少し加えましょう。5GBは通常、軽い利用向けです。30GBは多くの一般的な利用者に対応し、50GBは動画やSNSを多く使う人、100GBはテザリングを頻繁に使う人や固定Wi-Fiがまだない人に検討価値があります。
これらの数字は利用量の目安であり、同じ操作が必ず一定のGBを消費するという意味ではありません。動画の画質、自動更新、ビデオ通話、アプリ、通信事業者のデータ計算方法によって結果は変わります。
使い方別の早見表
容量の目安 | 主に向いている使い方 | 不足しやすい場合 |
|---|---|---|
5GB | 地図、メッセージ、メール、検索。大半の時間にWi-Fiがある | 毎日の動画視聴、長時間のビデオ通話、テザリング |
30GB | 毎日のSNS、音楽、適度な動画視聴 | 高画質動画を多く見る、ノートPCをテザリングで使う |
50GB | 頻繁な動画視聴、多くのSNS利用、時々テザリング | 複数端末の主回線として使う |
100GB | Wi-Fi未開通、モバイルワーク、かなり多いテザリング | 非常に重い利用、複数人、継続的な大容量ファイル転送 |
事業者に10GB、20GBなど別の容量がある場合は、対応する利用範囲に当てはめて考えてください。実際のデータを基準に選ぶことが目的であり、必ず4つの数字のどれかに合わせる必要はありません。
ステップ1:スマートフォンのデータ使用量を確認する
iPhoneの場合
設定 → モバイル通信を開くと、アプリ別の使用量を確認できます。統計の対象期間に注意してください。長期間リセットしていない場合は、通信事業者の請求書またはアプリで直近1回の請求期間と照合しましょう。
Androidの場合
項目名はメーカーによって異なりますが、通常は設定 → ネットワークとインターネット/接続 → SIMまたはデータ使用量にあります。現在のプランの請求期間に合う日付範囲を選択してください。
来日直後で履歴がない場合
以前住んでいた国での使用量を確認し、新しい状況に合わせて調整します。
自宅、寮、学校、会社にWi-Fiがありますか?
毎日の電車移動は長いですか?
地図や翻訳を頻繁に使いますか?
家族とのビデオ通話が多いですか?
ノートPCをスマートフォン経由で接続しますか?
来日最初の1か月は、地図、翻訳、住居探し、書類のダウンロード、連絡を頻繁に行うため、通常よりデータ使用量が増えることがあります。
ステップ2:データを多く消費するアプリを探す
動画は消費量が大きい代表的な項目ですが、原因はそれだけではありません。次を確認しましょう。
動画やSNSアプリの自動再生。
モバイル通信による写真のクラウドバックアップ。
OSやゲームのアップデート。
長時間のビデオ通話。
ノートPC、タブレット、友人へのテザリング。
仕事用ファイルの同期。
バックグラウンドで動くアプリ。
すぐに大容量プランへ変更する前に、自動再生をオフにし、バックアップをWi-Fi接続時だけに限定し、外出前にコンテンツをダウンロードできます。ただし、仕事や重要な連絡が途切れるほど節約しないでください。
ステップ3:Wi-Fiが本当に利用できるか確認する
「自宅にWi-Fiがある」ことは、回線がすでに開通している場合にだけ役立ちます。引っ越したばかりの人は、光回線工事を待っている、ホームルーターがまだ届いていない、寮の共用Wi-Fiが不安定といった状況があります。その期間は、大容量SIMや一時的なPocket Wi-Fiのほうが合理的な場合があります。
自宅Wi-Fiが安定し、会社や学校にもネットワークがあれば、5〜30GBで対応しやすくなります。スマートフォンがノートPCの主回線なら、50〜100GBとテザリング条件を一緒に検討してください。
ステップ4:容量を使い切った後を確認する
プランの違いはGB数だけではありません。次の項目を読みましょう。
容量を使い切ると通信停止ですか、それとも速度制限ですか?
制限後の速度でメッセージや地図を使えますか?
データを追加購入できますか。何GB単位ですか?
未使用データを翌月へ繰り越せますか?
自動的に上位段階へ移行したり追加料金が発生したりしますか?
テザリングは同じ容量を使いますか。別の上限がありますか?
「無制限」に公平利用方針や混雑時の通信制御がありますか?
追加購入の仕組みが明確な30GBプランは、解約条件が複雑な50GBプランより安心な場合があります。
5GBを選ぶべき場合
次に該当するなら、5GBが向いている可能性があります。
主にメッセージ、メール、地図、ニュースを利用する。
自宅と職場または学校に安定したWi-Fiがある。
モバイル通信で動画をほとんど見ない。
ノートPCへテザリングしない。
最大のリスクは来日最初の月や引っ越し月です。その時期は必要量が急増する場合があります。決める前に追加データの価格を確認してください。
30GBを選ぶべき場合
30GBは、毎日スマートフォンを使いながら自宅Wi-Fiもある多くの人にとって合理的な出発点です。日常的なSNS、音楽、適度な動画視聴、時々のビデオ通話に向いています。
毎日電車で長時間動画を見る、またはパソコンへ頻繁にテザリングする場合、30GBはすぐ不足する可能性があります。
50GBを選ぶべき場合
スマートフォンが生活で大きな役割を持つ場合、つまり頻繁な動画視聴、多くのビデオ通話、モバイルワーク、時々のテザリングには50GBが適しています。自宅回線工事を待つ間の一時的な選択肢にもなります。
テザリング容量を確認してください。50GBと表示されたプランでも、すべての利用方法に同じ容量と条件が適用されるとは限りません。
100GBを選ぶべき場合
固定インターネットがない、ノートPCを頻繁にテザリングする、外で長時間接続が必要な場合は100GBを検討できます。ただし、100GBのSIMがすべての状況で光回線を代替できるわけではありません。電波、遅延、アップロード速度、スマートフォンのバッテリー、通信管理方針は仕事に影響します。
複数人で共有する、または高画質動画を継続して見る場合は、Pocket Wi-Fi、ホームルーター、光回線との総費用を比較しましょう。
テザリング:最も過小評価されやすい消費
十分だと思っていたプランが早く尽きる原因として、テザリングはよくあります。ノートPCをスマートフォン経由で接続すると、自分で開いていないバックグラウンドの通信も含めて、ノートPCの通信量はすべてSIMの容量から引かれます。
接続を共有する方法はWi-Fiだけでなく3つある
GoogleのAndroidのヘルプでは、モバイル接続を共有する方法として、Wi-Fi アクセス ポイント、USB テザリング、Bluetooth テザリングの3つが挙げられています。Android端末では、この3つは同じ場所にあります。画面を上から下にスワイプし、アクセス ポイントのアイコンを長押しします。
Googleは、MacパソコンではUSB経由でAndroid端末のテザリングができないことにも触れています。Macを使う場合は、USBケーブルが必ず使えると考えず、Wi-FiかBluetoothの方法をあらかじめ想定しておきましょう。
携帯通信会社が独自に制限したり、追加料金がかかったりすることがある
Googleは、携帯通信会社によってはテザリングに制限が設けられていたり、追加料金が発生したりすることがあると明記しています。だからこそ、テザリングの条件は広告に書かれたGB数から推測せず、独立した項目として読む必要があります。容量の大きいプランでも、スマートフォン本体で使うデータより低いテザリング上限が付いている場合があります。
テザリング中は電源につなぐ
Googleは、テザリング中はデバイスを電源に接続することを推奨しています。スマートフォンを自宅のルーター代わりに使おうと考えている場合、この点は見落とせません。バッテリーと本体の発熱は、容量の数字の外側にある実際の制約です。
プランを上げる前に、実際の作業を1回測ってみる
テザリングを理由に100GBのグループへ移る前に、スマートフォン経由でノートPCを使う作業を1回行い、その前後の使用量を記録してみましょう。自分の使い方から測った数字は、一般的な見積もりより信頼できます。50GBのグループで足りるとわかる場合もあります。
容量を選ぶための実用的な計算方法
直近3か月で最も多かった月の使用量を確認します。
再発しないと確信できる場合だけ、例外的な月を除外します。
日本で増える需要、つまり地図、翻訳、ビデオ通話、テザリングを加えます。
適度な予備容量を加えます。
翌月にプラン変更できるか確認します。
たとえば通常18〜22GBで、自宅Wi-Fiがあり、テザリングをしないなら、50GBより30GB帯が合理的です。すでに35〜40GB使っているなら、30GBを選んで毎回追加購入するのは不便になりやすいでしょう。
通話とSMSも見落とさない
データ容量だけでは、日本の電話番号が必要かどうかは判断できません。比較時には次を確認してください。
音声通話とSMS付きですか、それともデータ専用ですか?
通話は従量課金、オプション、専用アプリのどれですか?
認証コードのSMSを受信できますか?
MNPで他社へ乗り換える際に番号を維持できますか?
端末にはeSIMと物理SIMのどちらが適していますか?
データ専用の安いプランでも、不動産会社、勤務先、配送会社から電話を受ける必要がある人には適さない場合があります。
よくある失敗
「自由に使える」という広告だけで選ぶ
詳しい条件を読んでください。大容量でも、すべての時間と場所で常に高速とは限りません。
テザリングのデータを計算しない
ノートPCはバックグラウンドでOSを更新し、クラウドを同期し、大容量ファイルをダウンロードする場合があります。1回の作業で予想以上に消費することがあります。
大半の時間にWi-Fiがあるのに100GBを買う
繰り越しできない場合、使わない容量に追加価値はありません。1年間の総費用差を比較してください。
5GBを選び、毎月追加購入する
毎回上限を超えるなら、基本料金が安いプランでも総費用が最安とは限りません。
エリアを確認しない
自宅、職場、主な移動経路で電波が弱ければ、大容量でも役に立ちません。
よくある質問
YouTubeを1時間見ると何GB使いますか?
固定の数字はありません。解像度、フレームレート、圧縮方式、アプリ設定で変わります。スマートフォンの統計を使い、自分の実際の視聴方法を測ってください。
留学生に30GBで足りますか?
寮や学校にWi-Fiがあり、モバイル通信で動画を見すぎなければ足りる可能性があります。ビデオ通話が多い、電車移動が長い、Wi-Fiがない人は、より多い容量が必要です。
100GBを自宅Wi-Fiとして使えますか?
一部の場合は可能ですが、テザリング、電波、利用上限、端末数、安定性を確認してください。複数人や負荷の高い仕事では、ホームルーターや光回線とも比較しましょう。
必要量に合わせて毎月プランを変えるべきですか?
不利な条件なしで簡単に変更できる事業者なら、費用を最適化する良い方法です。変更がいつ適用されるか確認してください。
2枚のSIMを使うとデータを節約できますか?
2枚のSIMで音声とデータを分けたり、予備回線を用意したりできますが、総データ需要が自動的に減るわけではありません。端末と通信事業者が該当する設定に対応している必要があります。
まとめ
適切な容量とは、使用量が多い月にも足り、長期間にわたって大きく余らない量です。過去の使用量を基準に、新しい需要を加え、データを使い切った後の仕組みを詳しく確認しましょう。その後に料金、回線、契約期間を比較します。
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本文のデータ容量は選択の目安であり、固定の消費基準ではありません。データとテザリングの条件は、各プランの資料で確認してください。